woodWOP 9 の新機能 Focused on focus

16.06.2025

woodWOP 9 の新機能 Focused on focus

HOMAG Group の CNC プログラミングソフトウェア woodWOP が新たな段階に進化します。多数の新機能とアップデートを含むバージョン 9.0 が 2025 年 5 月からご利用いただけます。

新バージョンでは、グラフィックス操作の機能向上を実現する革新的な操作コンセプトに重点が置かれています。ドラッグ & ドロップ、複数選択、移動の各機能とインテリジェントなスナップポイントおよびスナップラインを組み合わせることで、woodWOP はさらに直感的に使用できるようになります。重要な課題に集中することができます。Focused on focus.

新しいデザインとダークモード

よりモダン、新鮮、クリア

新しいユーザーインターフェースは、明確なラインと大幅に拡大されたグラフィックエリアが印象的です。色のグラデーションと青色の成分は省略されました。グラフィックとパラメータダイアログを白背景にすることで、woodWOP 9.0 は評価の高い HOMAG の powerTouch スタイルでありながらモダンで新鮮な外観になります。

「Focused on focus」の意味するもの: woodWOP 9.0 はユーザーの日常業務をサポートし、重要な課題に集中できるようにします。新しいデザインで、ユーザーはより迅速に操作することができます。新しい機能とウィザードにより、ソフトウェア内のプロセスが最適化されます。お気に入りモードにより、プログラミング中に部材のスペースが増えます。

さらに、woodWOP をダークモードで利用できるようになりました。これにより、多くのユーザーにとって読みやすさが向上し、目にも優しくなります。

お気に入りモード 

加工マクロ用のわかりやすいパラメータ入力

部材のグラフィックにさらにスペースが必要なユーザーの向けに、お気に入りモードでは、加工マクロの最も重要なパラメータが見やすく表示されます。ワンクリックで、すべての設定オプションが表示される従来のパラメータダイアログを起動できます。お気に入りモードメニューはユーザーが個別に設定でき、部材のグラフィック内の特定の場所に固定することも、選択した加工操作とともに移動することもできます。

これは、マクロファミリー内で切り替えることができます。つまり、ワンクリックで、垂直の穴が水平の穴になります。調整する必要があるパラメータはわずかです (ドリルモードなど)。

新しい輪郭プログラミング 

ドラッグ & ドロップとポリライン機能による簡単な輪郭の作成

ドラッグ & ドロップによる輪郭プログラミングで、大幅に時間を節約できます。ドラッグ & ドロップを使用して、始点、線、円弧、面取り、丸め、分割をすばやく簡単に指定できます。woodWOP 9.0 を使用すると、輪郭プログラミングに必要な時間が 50 % 以上短縮されます。その際に、ドロップ位置が要素の終点となり、続いて、次の要素が自動的に挿入され、輪郭を一度に入力できます。こうして、輪郭の作成はより直感的かつグラフィック指向になります。

加工と面のドラッグ & ドロップ

グラフィックによる加工と平面の高速かつ直感的な挿入

ドリル加工、ポケット加工、鋸切断などの加工も、woodWOP 9.0 ではドラッグ & ドロップで挿入できます。その際にドロップ位置が自動的に挿入点として適用されます。ルーター加工などの輪郭加工マクロも、ドラッグ & ドロップで簡単に輪郭エレメントに適用できます。面の場合も同様で、例えば、部材のエッジにドラッグすることで、留継ぎ加工用の傾斜面を簡単に作成できます。

インテリジェントなスナップライン: smartSnapping 

複数の座標入力に代わるインテリジェントなスナップ点とスナップライン

woodWOP では、従来のグリッド点に加えて、部材のエッジ、CAD エレメント、輪郭点、加工などにスナップ点を利用できます。また、これらの点に対する直交および軸平行のスナップラインも利用できます。これらのスナップラインが交差するところに新たなスナップオプションが生まれます。スナップライン上の動的グリッドにより、正確な間隔を選択しやすくなります。例えば、woodWOP では穴あけに 32 mm のグリッドを使用します。これらの機能は、smartSnapping と呼ばれています。

複数選択

複数の輪郭エレメントまたはマクロを同時に選択することで効率が向上

複数の輪郭エレメントを同時に選択して移動することで、形状を簡単に調整、伸縮、または圧縮できます。これにより、変数や数式を使用したプログラミングが節約されることが多く、特に woodWOP 初心者にとって便利です。同様に、ドリル加工パターンなどの加工のグループ全体を移動したり、複製したりできます。

ネスティングプラグイン: 個々の部材を挿入する際の自動位置提案

ネスティング部材の後加工時の改善

ネスティングプラグインを使用すると、woodWOP インターフェースで個々の部材を手動で直接ネスティングできます。個々の部材を挿入すると、未加工パネル上に位置の提案が自動的に表示されます。これは個々の部材のリストにも当てはまります。このリストは、さまざまなシステムから LISXE ファイルの形式で生成され、woodWOP で読み込むことができます。例えば、複製する部材のリストは、特別なネスティングソフトウェアを使用することなく、機械上で直接使用および編集できます。

同一加工の移動距離最適化

移動距離最適化によるプログラム実行時間の短縮

woodWOP は、マクロリストにプログラミングされている順序で加工を処理します。DXF インポートで作成されるか、外部システムやネスティングソフトウェア由来のプログラムの場合、加工の順序がランダムになったり、最適でなくなったりする場合があります。woodWOP では、連続してプログラムされた、位置のみが異なる加工操作をすべて入れ替えることで、この順序を最適化できるようになりました。これにより、加工間の移動距離が最適化されます。

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